半年ほど前に鼻が利いていないと指摘された。どうも周りの人からは私が珈琲などの強い匂いも感じていない風にみえて、それで指摘したらしい。案の定医者にかかると鼻空炎というものになっていた。つね日頃から自分の疑わしさにあきれかえっていたが、このときは度合いが強かった。というのも「人間は知覚の束であるbyヒューム」という言葉から人間の知覚の限界はどこまでだろうなどと懇々と考えていたのに、肝心の知覚が機能していないことに気がつかないとは‥‥と益々自分不審が強くなった。
ところで医者の話では回復には手術しかなく、鼻の穴にチューブ型のメスをいれて切除してその後二週間入院しか治す方法はないと言われた。しかし勉強をしたかったので二週間のブランクは痛く現状維持を目標に素人療法を始めた。明日はその話、つづく。