冷や水

 肩が張ったので風呂屋へ行った。
そこは割合と大きくサウナも付いていたので入ってみた。
10分ほどしてサウナから出て、暑いのだが水風呂に浸かる元気もなく、足を足を水にひたしていると、同じようにサウナから出てきた人々の何割かが水風呂に飛び込んでいた。
 ここでちょっと観察してみると、水風呂にドボンと浸かれる人は一様に躊躇なく飛び込み、エビが揚げられたときのようにぎゅっと背中を丸め、サッと上がってしまう。
 コツはわかった。しかし、やはりエビみたいにぎゅっとなるのが嫌なので普通の湯船に立ち去った。