何か飲んだり読んだりした日

 『一外交官の見た明治維新』(アーネスト・サトウ著)を読む。
この本の中で外国語を勉強するときにその国の国語の元となった国の
言葉を覚えたからといって(日本ならば中国語)、
上達が早い訳ではないという記述があった。
 前に森鴎外の『ヰタセクスアリス』のなかでまったく逆のことが
書いてあったのでどっちが本当なのだろうと思ったが、
語学は人それぞれのやり方で長く続く方法ならば
それでいいのではなかろうかと思う。


 ホッブズを勉強中にこそこそと読む。
ドイツ観念論よりは読み易いが、そうは言ってもやはり難しい。
 ロックの社会契約論との最大の違いは自然の考え方で
ロックの場合はバリバリの進歩主義(明日は今日よりも良くなる)
で自然に内在する資源は無限に近く神による調和のもとに
各人が十分に労働してその成果は人々に十分に行き渡る。
 しかしホッブズの自然は厳しく自己保存のために
「万人の万人に対する闘争」を回避するために仕方なく
契約をする云々を昔読んだ気がする。
 経済的な観点からするとロックの方が社会契約に
労働の概念を組み込んだので優れているらしいが
資源不足が懸念される現在、自然に辛い見方をしている
ホッブズを読んでみようと考えたわけである。


 『ギャラクシ○エンジェル』の個体識別が出来るようになる。
オープニングならばカラオケでも歌えそうである。
正月のカラオケ大会の新曲として練習しよう。